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第IV章 セキュリティについて

目次

IV.1. sudoの導入

公開する以上、セキュリティについては考えないといけません。自分のパソコンが クラッシュしたら。。と考えると、結構真剣です。

IV.1. sudoの導入

概要

特権ユーザの操作に対する安全性の確保を狙います。

システムの設定やソフトをインストールするにはroot権限が必要です。 root権限はどんな操作でも制限なく実行できるので、不注意やミスをすることで システムに被害を与えてしまうことがあります。

自分で失敗する分はしょうがないのですが、成りすましなどあったら嫌なので 操作した人と操作した内容がログに記録されるようにsudoというパッケージを 導入することで実現したいと思います。

IV.1.1. sudoのインストール

sudoのインストールは簡単で、 apt-get コマンドで行います。

					
$ su
Password: (rootのパスワード入力)
# apt-get update; apt-get install sudo
					
				

IV.1.2. sudoの設定

sudoの設定ファイルは /etc/sudoers です。このファイルは vi などのエディタで直接編集するのではなくて、 visudo コマンドを実行して編集します。

実際に起動するのは、環境変数 EDITOR で指定されている エディタが起動されるのでそれで設定ファイルを編集します。

				
# visudo
					
			

sudoは、ユーザごとに細かい設定が可能になっています。 パスワード入力を完全に省略する設定も可能ですが、 ユーザhogeにはすべての権限を与えるので、 パスワード入力は省略しません。

デフォルトでは、rootの設定のみあり、末尾は

				
# User privilege spec
root ALL=(ALL) ALL
					
			

となっているので、その後に

				
hoge ALL=(ALL) ALL
					
			

という行を追加します。 すると、以後は、hogeは、sudo経由ですべてのコマンドを利用することができるようになります。

一部の権限を与えるなど細かい設定のサンプルは /usr/shared/doc/sudo/examples/sudoers にあります。

IV.1.3. sudoの動作確認

動作確認はhogeユーザで行います。 su コマンドでrootになっていたのでhogeユーザに戻ります。 sudoをはじめて使用すると、パスワードを聞いてきますのでここで、 rootではなく自分のパスワードを入力します。

				
$ sudo apt-get update

We trust you have received the usual lecture from the local System
Administrator. It usually boils down to these three things:

    #1) Respect the privacy of others.
    #2) Think before you type.
    #3) With great power comes great responsibility.

Password:(hogeユーザーのパスワード)  
					
			

今後は、root権限が必要な場合にはsudoを使用するようにします。

IV.1.4. ログファイルについて

sudo コマンドを実行すると /var/log/auth.log に記録が残ります。 このファイルは一般ユーザには見ることはできませんので、 ここでは、 sudo を使って見てください。

IV.1.5. ドキュメントについて

man と先程のサンプルをみるのがもっともわかりやすいと思います。 man は sudo(8),visudo(8),sudoers(5)があります 。